【USA】ユニオンバンク口座の開設方法!赴任前と後に必要手続き徹底解説!

2019年8月4日

Canteenです。

アメリカへ赴任することになりまして、銀行口座どうするか問題に直面しました。現地赴任後からすぐに給与の振込みなどで銀行口座が必要になりますよね。

先に赴任している同僚からの話で、どうも日本にいながら日本語で口座開設手続きのできるユニオンバンクがよいということがわかりました。

ただ、結構手続きがややこしいです。時間もかかりました。基本的には三菱UFJ銀行は仲介をしているだけで、窓口に行っても対して手伝ってくれないらしいです。なので、窓口に行っても時間の無駄ですし基本的には窓口に行かずとも、書類の郵送だけで手続きを完了することができます

渡米前だけで手続きは終わりません。渡米後の手続きもあります。だいぶめんどくさかったです。どんな手続があって、どのように対応すればよいのか、ここからは具体的な口座開設手続きをご紹介していきます。

海外のATM
海外のATM

日本からのユニオンバンクの口座開設方法

東京UFJ銀行によると全部で3〜4週間ほどかかるそうなので、渡米が決まりましたら早めに申し込みを始めましょう。下記の三菱UFJ銀行の公式ページから申込方法の詳細がありますので、合わせてご覧ください。

申込書類を郵送する

申込書類は郵送で請求することもできますが、時間がもったいないのでウェブ上からPDFファイルでダウンロードして、会社などのコピー機で印刷して記入しましょう。

この書類の記載事項はめちゃんこ多くてややこしいです。早めに取り掛かることをおすすめします。また、署名漏れや身分証明書類の添付漏れ等があるとその分時間がかかりますので、提出前によく見直しましょう。

記入を始めるとわかりますが、いくつか選択で悩まれるポイントがあるかと思いますので、ややこしいポイントの対応方法をご紹介していきます。

  • 共同名義人の要否
    ご家族で赴任する場合には、配偶者を共同名義人とすることをおすすめします。現地で生活立ち上げのための種々手続きをする際に配偶者の名義がないと、いろいろ面倒になるリスクがあります。
  • チェッキングアカウント(Checking account)か、セービングアカウント(Saving account)か、両方か
    結論から言うと、「チェッキングアカウント」だけで十分かと思います。チェッキングアカウントは日常使用用の口座です。日本の普通預金口座のようなイメージです。ただ、利子は付きません。一方、セービングアカウントは利子が付きますが、お金の引き出しに制限がついたり、その他の口座を含めて$10,000(約107万円)の入金がなければ、毎月$18の維持手数料がかかったり、いろいろ面倒です。しかも利率も大したことないです。2019年7月現在$10,000で0.08%(ユニオンバンク公式ページ)しか付きません。
    チェッキング口座セービング口座の詳細は、リンク先の公式ページから確認できます。
  • 署名は日本語か英語か
    日本語でも英語でも問題ないです。私は日本語でしました。その場合、今後小切手へ署名する際にも、申込時に記入したのと同じ署名を用いることを忘れないでください。

デビットカードの受け取り

申込みをしてからしばらくすると、渡米後の手続きが書かれた書類やら、デビットカードやらが日本国内の住所へ郵送されてきます。渡米する際には忘れずに持参するようにしましょう。

そこに書かれている指示通りに対応すればよいですが、かなりややこしいです。ここからは渡米後の手続きを簡単にご紹介していきます。

渡米後の手続き

オンラインバンキングの登録

特に難しくはないですが、下記の公式ページから登録可能です。日本のように紙の冊子の通帳はありませんので、オンラインバンキングを開設しておくことをおすすめします。紙の小切手を郵送せずとも、オンラインで小切手を送付する方法もあります。とても便利です。たまに、小切手しか受け付けないかつ定期的な支払いが必要な場合があります(リース車の支払いや家賃等)。そんなときに、Reocurringで毎月決まった時期に決まった宛先へ一定の金額の小切手を送付するサービスもあります。

ユニオンバンクの日本語のカスタマーサービスへ電話すれば、開設手続きをサポートしてもらえますが、入力事項が多いので私の場合は小一時間かかりました。

ユニオンバンクから送られてくる冊子にも記載されていますが、ユニオンバンクの日本語コールセンターの連絡先は、下記のとおりです。

1-888-507-7669(米国内からのフリーダイヤル)
00531-11-4392 (日本国内からのフリーダイヤル)
1-714-985-2136(通話料お客様負担)

オンラインバンキングの使い方や小切手の書き方などでわからないことがある場合も、日本語コールセンターへ問い合わせて教えてもらえます。心強いですね。

小切手の発注

ユニオンバンクの日本語のカスタマーサービスへ電話して手続きします。

小切手を発注してもらえます。小切手は日本では馴染みのない支払いや送金の手段ではありますが、アメリカでは結構使います。

小切手に記載される住所は、はじめのW-8BENで連絡した米国住所となるようです。長期滞在の物件が決まり住所変更となった場合でも、手書きで住所を書き換えれば小切手としては問題なく使えます。

デビットカードの有効化

ユニオンバンクの日本語のカスタマーサービスへ電話して手続きします。入国後すぐに対応しましょう。

ソーシャルセキュリティーナンバーの届け出

入国後数週間したら、ソーシャルセキュリティーナンバーを入手できます。ユニオンバンクから受け取った冊子にあるW-9フォームに必要事項を記載し、同封の返信用封筒で返送します。

住所変更の届け出

入国後、住所が決まり次第、住所・連絡先変更届を同封の返信用封筒で返送します。共同名義人の署名も必要になります。

共同名義人の配偶者の方の渡航が仕事等の都合で後からになる場合もあると思います。その場合には渡航後すぐ共同名義人の配偶者にも署名して提出しましょう。

送金サービスに必要な登録用紙の提出

送金サービス利用に必要な登録書類を同封の返信用封筒で返送します。共同名義人の署名も必要になります。

まとめ

以上、ユニオンバンクの口座開設の方法のご紹介でした。

かなり手間ひまがかかります。現地での銀行口座の開設はなかなかハードルが高いですよね。渡航後すぐは忙しくもありますし。

ユニオンバンクでの口座開設のメリットは、

  • すべて日本語でできること
  • 渡米前から開設できること
  • 渡米後の手続きも日本語のサポートを受けながら対応できること

にあります。余談ですが、アメリカでの手続きの対応は基本どこも良くないですが、ユニオンバンクの日本語コールセンターの対応はそれに比べるとだいぶ良いです。

金利も別に高いわけではないですが、上記のメリットだけで利用する価値があると思います。ユニオンバンク自体は西海岸を拠点としていますが、他行のATMで使えますので、東海岸のニューヨークやニュージャージー州でも利用できます。手数料は引かれますが、あとで補填されるので実質無料だそうです。普段使うATMで一度引き出してみて、手数料が補填されるのか確認してみると良いかもしれません。

ユニオンバンクでの口座開設手続きで迷われている方の一助になれば幸いです。

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