【徹底解説】JAL USAカードの申込みとクレジットヒストリー構築・確認方法!

2019年8月4日

Canteenです。

アメリカに海外赴任することになったのですが、アメリカでは入国直後はクレジットカードを基本的には作れません。というのも、アメリカでのクレジットヒストリー(返済能力を示す信用度の蓄積)が不十分だからです。アメリカはカード社会でクレジットカード払いがメジャーなので、クレカがないとかなり不便です。

そんな時に便利なのがJAL USAカードです。アメリカでのクレジットヒストリーがなくても作成可能でかつ、日本語で日本にいながら手続きができます(カードの受取は渡航後です)。

クレジットヒストリーを早期に構築できることは非常に重要です。なぜかというと、アメリカのクレジットカードの加入特典が半端ないからです。日本のクレジットカードの比ではありません。その加入特典が半端ないアメリカのクレカを作るにはクレジットヒストリーが必要です。

ただ、銀行口座開設時にデビットカードを入手できるかと思いますので、それで十分という考え方もありますが、ユニオンバンクのカスタマーセンターに確認したところ、ユニオンバンクのデビットカードの使用ではクレジットヒストリーは構築されないとのことでした。

というわけで、アメリカでのクレジットヒストリーの構築のためには、さっさとクレジットカードを作るのが大切です。

JAL USA CARDの他にも、ANA CARD USAというのがあります。似たサービスですが、CanteenはJAL派なのでJAL USAカードの作り方をご紹介していきます。

ビザとマスターカードのクレカ
ビザとマスターカードのクレカ

JAL USAカードの申込み

申込みに必要な情報

JAL USAカードの申し込みは下記の公式ページからできます。

結構入力項目が多いです。ただ、これだけでは申込みは完了しません。後日、いくつか書類の提出が必要です。

  • ベーシックコース: 2ドル1マイル(年会費20ドル)
  • プレミアムコース: 1ドル1マイル (年会費20ドルに加え、アップグレードフィー50ドル)

の2コースがありますが、ベーシックコースで十分かと思います。というのも、アメリカでのクレジットヒストリーの構築は早ければ数ヶ月で完了するからです。アメリカでのクレジットカード作成に必要なクレジットヒストリーの構築に1年かかるとネットでの口コミがありますが、現地で聞いた話では渡航後数ヶ月で申し込んで発行できた方もいらっしゃいました。

もちろんクレジットカードの使い方(金額や頻度、支払い遅延の有無等)次第だとは思いますが、恐らくJAL USAカードを1年間使い続ける必要もありませんので、さっさとクレジットヒストリーを構築して、より還元率の高いクレカへ乗り換えることを考えると、ベーシックコースで良いと思います。

キャンペーンコード

申し込み途中でキャンペーンコードの入力項目があります。申込みキャンペーンはたまにやってます。赴任シーズンにはやってる気がします。赴任が決まったらちょこちょこ確認して、キャンペーンがあるときに申し込まれると良いと思います。

キャンペーンの確認は下記の公式ページからどうぞ。

申込み後の提出書類

申込み後の提出書類が面倒です。下記が必要です。下記、公式ページの申込み画面からの抜粋です。

  • パスポートのコピー(顔写真のページ)
  • ソーシャル・セキュリティー・カードのコピー(取得されている方のみ)
  • 米国就労ビザのコピー(顔写真のページ)
  • 米国運転免許証や光熱費、公共料金などのいずれか一点のコピー **ご自宅に、当カードの郵送をご希望される方のみ。 (ご勤務先に当カード郵送をご希望される場合4番は不要ですが、審査の過程で雇用証明書のご提出をお願いする場合がございます。また政府機関にお勤めのお客様には、後日追加書類のご提出をお願いする場合がございます。その際は、別途担当者よりご連絡いたしますので、ご協力をお願い申し上げます。)

このようにビザの提出が必要になります。日本にいる間の手続きの律速は、このビザになるかと思います。

また、渡航後には住所証明の書類が必要です。渡航前から長期滞在の物件が決まっている方はよいですが、そうではない方は勤務先に郵送される方も多くいらっしゃるかと思います。勤務先郵送の場合には、担当者によるらしいですが、雇用証明書の提出を要求されることがあります。私の場合には実際要求されました。要求されなかった同僚は、渡航してすぐにカードを入手できたようですが、私の場合には最終的に渡航後1ヶ月してようやく受領できました。。。

雇用証明書を要求される場合には、本社住所ではなくカード郵送希望先の住所が雇用証明書内にプレ印字された状態で記載されている必要がありますので、ご注意ください。

基本的に渡航後のJAL USAカードのレスポンスは日本の一般的なサービスに比べて悪いです。日本の会社だからと高いサービスは期待できません。アメリカの会社だと思って対応しましょう。さらに、書類に細かな要求をしてきますので、電話で交渉、確認しながら進めていくことをおすすめします。ウェブメールベースだけでのやり取りでは1つ1つのレスポンスを得るまでにかなり時間がかかります。

JAL USAカード受領後の手続き

オートペイの登録

JAL USAカードから銀行口座からの自動引き落としの設定(オートペイ)のための書類が郵送されてきます。日本だと信じられないですが、FAXまたは郵送で銀行口座情報を連絡する必要があります。

基本的には郵送されてくる書類の指示に従えば、特にややこしいことはないです。口座登録にあたって小切手一枚が必要になります。

このオートペイ(Auto Pay)の登録完了までに使っていたクレジットカードの支払いは、WEBや小切手で都度払いすることができます

日本では一般的なオートペイというか銀行口座からの自動引き落としですが、アメリカでは最近普及し始めているといった状況らしいです。

話は変わりますが、アメリカに住み始めると否が応でも思い知りますがアメリカ人の仕事ぶりは日本人に比べると基本的にだいぶ雑です。それがいいとか悪いとかいう話ではなく、実際に雑です。引き落とし金額の間違いなんかも普通に起こりうると思われます。日本のようにあらゆるサービスを信用しすぎず、裏を取ることが大事です。

ソーシャルセキュリティーカード写しの送付

渡米後ソーシャルセキュリティーカードの写しを郵送、Webメール、またはFAXする必要があります。これをやっておかないとJAL USAのクレジットカードをいくら使ってもクレジットヒストリーが構築されませんので、ご注意ください。

ソーシャルセキュリティーナンバーが分かり次第、連絡しましょう。連絡先はJAL USAカード公式ページからご確認ください。

住所変更

勤務先に郵送してもらった場合には、お住まいが決まり次第住所変更しておくとよいかと思います。住所変更は電話またはオンラインから可能です。下記のJAL USA CARD公式ページからご確認ください。

ジョイントカードホルダーの設定

家族カードの発行はできますが、家族会員がJAL USAカードの家族カードを使ってもそのご家族のクレジットヒストリーは構築されません。カスタマーサービスに問い合わせて確認しました。ご家族のクレジットヒストリーが構築できることは、そのご家族名義で今後アメリカのクレジットカードを申し込み、加入特典をゲットする上で非常に重要です。

ではどうすればご家族もクレジットヒストリーを構築できるのかというと、そのご家族を返済義務を負うジョイントホルダーとすればよいです。具体的な手続きはネット上には記載されていませんので、手間ですがお電話でJAL USAカードへ問い合わせる必要があります。

それでCanteenが問い合わせたところ、JAL USAカードの申込時に利用したWebメールを使って、申込用紙やID情報を提出すれば完了です。

申込用紙

First Bankのオンラインアカウントにログインして、右上の「Services」のタブをクリック。続いて左にある「Credit Card Account Services」のタブをクリック。すると、いくつか項目が出てきますので、その中の「Update Joint Cardmembers」をクリックします。さらに、「Add a joint card member to your account」をクリックすると申込用紙のPDFファイルをダウンロードできます。それかこちらのリンクからも申請書をダウンロードできます。

ID情報

ジョイントホルダーとして追加する方の「パスポート」、「ソーシャルセキュリティーカード」、「Proof of Address(賃貸契約書、運転免許証、光熱費等の領収書)」の提出が必要です。

ちなみに、コールセンターの方による、Credit Historyが確認できるようになるには、最初の支払いから6ヶ月〜1年間はかかるようにおっしゃっていました。

JAL USAカードでのクレジットヒストリー確認方法

実は、JAL USAカードを受領し、オンラインアカウントを作成するとクレジットヒストリーを確認できます。ネット上に無料で確認できるwebサイトがちらほらありますが、個人情報を入力しまくるので、ちょっと不安ですよね。その点、クレジットカード会社で確認するのは安心感があります。

First Bankのオンラインアカウントにログインして、左下に「View Your FICO Score」というリンクがあります。そこから、クレジットヒストリーを確認できます。

ちなみに、ジョイントホルダーの設定をした後はクレジットヒストリーをどうも確認できないらしいです。残念です。

ちなみにちなみに、クレジットヒストリーの構築には、もちろん支払期限までにお金を支払うことはもちろんですが、それに加えて

  • お金をある程度使用すること
  • 使用しすぎないこと

が重要らしいです。クレジットカードの使用がゼロではダメです。かと言って使いすぎもダメです。限度額の20%以内に収めることが重要らしいです。こちらのクレジットスコア獲得の体験談のページが大変参考になりましたので、ご紹介しておきます。

上記を満たすためには高い限度額が得られることが必要ですよね。求めに応じて提出する雇用証明書に収入が記載されていれば限度額を先方も上げやすいですよね。私自身ははじめから1万2千ドル(日本円で130万円くらい)が初めから付与されていました。思い当たる節があるすれば、雇用証明書の収入の明示くらいです。ひょっとしたら、日本でのクレカの使用実績等も考慮されているのかもしれませんが。。。

もし使いすぎてしまった場合には、日本と違いいつでも支払えますので、小切手やWEB支払いを活用し、早めに精算すれば良いと思います。

まとめ

以上、JAL USAカードの申込み方法、申込み後の手続き、そしてクレジットヒストリーの構築とそのスコアの確認方法のご紹介でした。

JAL USAカードはアメリカへ渡航後早期にクレジットヒストリーを構築する上で非常に役に立つと思います。クレジットカード作成に必要なクレジットヒストリーの構築に1年かかるとネットでの口コミがありますが、現地で聞いた話では渡航後数ヶ月で申し込んで発行できた方もいらっしゃるそうです。

クレジットカードの使い方次第だとは思いますが、恐らくJAL USAカードを1年間使い続ける必要もありませんので、さっさとクレジットヒストリーを構築して、より還元率の高いクレカへ乗り換えるとよいですね。

正直なところ、手順はまあまあややこしいです。これからアメリカへ移住される方の一助になれば幸いです。

広告