英語で「関係」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?(Relation・Relationship・Correlation・Involvement・Connection・Rapport・Interaction)

2020年5月16日

Canteenです。

「関係」を意味する英単語はかなりたくさんあります。日本語でも、例えば、関係、関連、つながり、相互作用などいろいろな表現があるように英語でも、Relation, Relationship, Correlation, Involvement, Connection, Rapport, Interactionとたくさんあります。

英語で「 関係」を意味するこれらの単語のニュアンス・意味の違いや使い分けについて、アメリカのNativeの英語の先生による解説をもとにご紹介していきます。

英語で「関係」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?(Relation・Relationship・Correlation・Involvement・Connection・Rapport・Interaction)
英語で「関係」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?(Relation・Relationship・Correlation・Involvement・Connection・Rapport・Interaction)

英語で「関係」を意味するRelation, Relationship, Correlation, Involvement, Connection, Rapport, Interactionのニュアンスや意味の違い

Relation:血縁関係、関連

”Relation”は血縁関係を表します。

Uncle and Nephewのように、”Who are connected biologically”に使います。英語の先生によると、”How you relate each other. How you are related each other within a family.”を表します。

Native

He and I are relations on my mother’s side.

上記の例文では、”Relation”が血縁であることを表しています。

また、”Relation”は血縁関係の他に、”関連”を表す場合もあります。

Native

The size of the targets bore no relation to their importance.

上記では、”Relation”が「標的の大きさの違いは、その重要性とは関連がない。」すなわち、2つの物事の関係そのものではなくて”Size”と”Importance”の「関連」がないことを表すために使われています。

Relationship:人と人とのつながり、関係性

”Relationship”は、人と人とのつながり、すなわち「関係性」を意味します。

英語の先生によると、”Actual friendship of two people. Nature of the bond. What connects two people. Actual quality of the bond between 2 people." ということで人と人とをつなぐものを表すということでした。良いことにも悪いことにも、仕事の場面でも使えます。

主要な意味としては、人間に使うことができますし、物のつながりにも使うことができます。

Native

 She has a close relationship with her sister.

上記の例文では、「関係性」が親しいことを表しています。

Native

 The relationship between the two countries has improved.

上記の例文では、2つの国の「関係性」を表しています。

RelationとRelationshipの違い

”Relation”と”Relationship”は関係という意味で使う場面がありますが、ニュアンスの違いは、”Relation”が関係する方法(関連)に重きがあるのに対し、”Relationship”は関係そのもの(関係性)を表します。両者の違いは大きくありません。

Native

The size of the targets bore no relation to their importance.

上記では、”Relation”が「標的の大きさの違いは、その重要性とは関連がない。」すなわち、2つの物事の関係そのものではなくて”Size”と”Importance”の相互関係、すなわち関連がないことを表すために使われています。わかりづらいですが、この文脈では、”Relation”は”Size”と”Importance”の関係そのものを表すためには使われていません。

日本語でいうと「サイズと重要性には関連がない」となります。一方、この文脈で「サイズと重要性には関係がない」と言っても日本語でもそうですが、意味は通じます。ただ、「関連」のほうがやや適切な感じがしますよね。その程度のニュアンスの違いということです。

Native

The two friends enjoyed a very close relationship.

一方、上記の例文では、”Relationship”が二人の親しい「関係性」そのものを表すために使われています。

Correlation: 比例関係

”Correlation”は、2つのものが調和したり、揃ったりする「比例関係」を意味します。

英語の先生によると”How Two things are harmonized, aligned with. How two things are going together."、すなわち2つのものが協調し合うようなニュアンスを意味します。

Native

High income level correlates good health care.

上記の例文では、動詞として収入と健康の「比例関係」を表しています。

Involvement:関与

”Involvement”は関わり合ったり相互作用したりすること、すなわち「関与」を意味します。

英語の先生によると”How something is engaged, participation with, interaction with.”を表し、ほとんどの場合、人に対して使います。

Native

In this era of strained school budgets, parental involvement is as likely to mean reading stories to kindergartners as running a bake sale.

上記の例文では、親の関わり、すなわち「関与」を表しています。

Connection:つながり

”Connection”は、2つのものまたは人をつなぎとめるもの、すなわち「つながり」を意味します。

Native

The center’s in-person services include appointments for those who do not have access to smartphones or internet connections, and those who are pre-authorized for in-person visits.

上記の例文では、インターネットのつながり、すなわち「接続」を指しています。

Rapport:よい人間関係

”Rapport”は、ほとんどいつもポジティブな「良い人間関係」を意味します。

英語の先生によると、”The nature of the connection between people. French. People get along together. It’s a good rapport. Only for people. Almost always positive.”というわけで、つまり、”Rapport”はフランス語由来の単語でファンシーな響きがあります。ものではなく人にのみしか使いません。また、ほぼポジティブな意味でしか使いません。

Native

 He quickly developed a good rapport with the other teachers.

上記の例文では、彼が素早く「良い人間関係」を築いたということを表しています。

Interaction:相互作用

”Interaction”は触れ合い、すなわち「相互作用」を意味します。

英語の先生によると”In moment in time at particular time.”、というわけで特定の時間、瞬間に関わり合うことを表します。

Native

Long after the pandemic is over, Asians will feel the trauma of these hate crimes—constantly looking over our shoulders, wondering if an interaction in a laundromat is harmless or will lead to an attack.

上記の例文では、その場での関わり、すなわち「相互の影響」という意味で使われています。

英語で「関係」を意味する単語の意味・ニュアンスの違いのまとめ

このように、「関係」には様々な言い方がありますね。根本にある意味やニュアンスを理解していれば、使い分けできるようになりそうです。

単語意味
Relation血縁関係、関連
Relationship人と人とのつながり、関係性
Correlation比例関係
Involvement関与
Connectionつながり
Rapportよい人間関係
Interaction相互作用

”Relation”と”Relationship”は関係という意味で使う場面がありますが、ニュアンスの違いは、”Relation”が関係する方法(関連)に重きがあるのに対し、”Relationship”は関係そのもの(関係性)を表します。両者の違いは大きくありません。

広告