英語で「家事」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?(Housework・Chores・House keeping)

2020年4月29日

Canteenです。

「家事」を意味する英単語はいくつかあります。Housework, Chores, House keepingといった感じです。

英語で「家事」を意味するこれらの単語のニュアンス・意味の違いや使い分けについて、アメリカのNativeの英語の先生による解説をもとにご紹介していきます。

英語で「家事」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?
英語で「家事」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?

英語で「家事」を意味するHousework, Chores, House keeping, Household Affairsのニュアンスや意味の違い

Housework: keep the house clean, neat (tends to be more cleaning, taking care of possessions)

Houseworkは家事ですが、その中でも掃除など所有物の手入れをするようなイメージです。抽象的な意味の不可算名詞です。

Native

That includes routine housework, child care, shopping for household items, tending to elderly relatives and other caregiving that is never acknowledged by economists or society.

上記の例文では、ルーチンの「家事」という特定したものを指しています。上記の例文がよく表していますが、子供の世話、買い物、高齢者の世話はHouseworkからは独立して取り扱われています。

また、家事をするは、

Native

 I got up early and did some housework.

と言います。

Chore(s):Things have to be done usually only for home,

Choreはやらないといけない家事という意味で、通常やりたいものではないです。家で毎日やる簡単な仕事を表します。Householdとは違い、可算名詞です。Householdが概念的な家事であったのに対し、Choreはひとつひとつの家事のタスクのイメージです。

Native

The children were each assigned household chores.

上記の例文では、子供が家事を分担していることを意味しています。

また、家事をするは、

Native

Children should do chores.

 と言います。

Housekeeping:The routine tasks that must be done in order for a system to function or to function efficiently

Housekeeping Stuffというような感じでよく使う気がします。文字通りメンテナンス的なルーチンワークを指します。

Native

The first defense against insect infestation is good housekeeping (regular vacuuming) to remove eggs and larvae from the fabrics.

上記の例文では、昆虫の広がりを防ぐための1つ目の防御策はよいHousekeeping、つまり定期的な掃除等のメンテナンスだという意味です。

また、ビジネスの文脈では(to maintain the work environment in the business context )、本題に入る前に諸々の環境を整えるための細かなアップデートを会議の冒頭に伝える時に使ったりします。こんな感じです。

Native

Housekeeping. This should include welcome and introductions and any apologies for absence. … In a formal meeting, housekeeping will also cover any amendments that are necessary to the last set of minutes, which should be formally documented in the minutes of this meeting.

英語で「家事」を意味する単語の意味・ニュアンスの違いのまとめ

このように、英語で「家事」には様々な言い方がありますね。同じ家事でも微妙にニュアンスが違うことがわかります。

日本語でもそうですが、注意が必要なのは完全に分かれているのではなくて、どちらで表現しても問題ないような場合があることです。場面によって、どちらが近しいかの差はあるかもしれませんが、言葉なので多少ニュアンスが単語の間でオーバラップしているところがあります。

機械的に判断するのではなくて、もし、Nativeと話す機会がある人であれば、基本は彼らが使う方法を真似するのが一番です。

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