英語で「確認する」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分けは?Check・Review・Look over・Read over・Confirm・Check out
Canteenです。
「確認する」を意味する英単語はかなりたくさんあります。日本語でも、例えば、確認する、見てみる、レビューする、チェックするなど和製英語も含めていろいろな表現があるように英語でも、Check・Review・Look over・Read over・Confirm・Check outとたくさんあります。
「確認する」という単語は仕事をしているとしょっちゅう使います。英語で文章を書く作業が発生する場合には、上司に文書を回したり、チームに確認を出したり、しょっちゅう確認してもらう必要があります。正しいニュアンスで使いたいですよね。
英語で「確認する」を意味するこれらの単語のニュアンス・意味の違いや使い分けについて、アメリカのNativeの英語の先生による解説をもとにご紹介していきます。
英語で「確認する」を意味する単語のニュアンスの違い、使い分け(Check・Review・Look over・Read over・Confirm・Check out)
Check:確認する
”Check”は「確認する」という意味です。
”Check the document”というと、それを注意深く読んで間違いがないことを確かめる、といったニュアンスになります。ミスを探したり、文法や数字などの間違いがないかなどを確認します。
The guards checked my passport.
上記の例文は、パスポートを「確認した」、という意味です。
Review:レビューする
”Review”は「レビューする」という意味です。
”Review”は”Check”よりも徹底的に網羅的に非常に注意して確認するニュアンスがあります。なので、和製英語のレビューという日本語とほぼ同義です。仕事でドキュメントのレビューをしてもらう時にも問題なく使えます。
Scientists are reviewing the results of the study.
上記の例文は、科学者が試験の結果を「レビューしている」という意味です。
Look over・Read over:読み通す
”Look over”, ”Read over”は「読み通す」という意味です。
”Review”の様に徹底的に確認するニュアンスはありません。ざっともしくは注意深く読み通すというニュアンスです。
He read over the contract carefully.
上記の例文では、注意深く契約書を「読み通す」、という意味です。
ちなみに、契約書のことをアメリカでは”Master Service Agreement”やMSAに紐づく”Work Order”、”Task Order”と表現することがよくあります。ちなみに変更覚書は”Change Order”です。
Confirm:確かめる、確証する
”Confirm”は「確かめる(裏付ける)」という意味です。
”Confirm”は確認するのニュアンスでついついよく使ってしまう単語です。ただ、”Confirm”はただ”Yes”か”No”かを聞いているだけです。”Confirm the accuracy of the document"の様に使うイメージです。日本語の文章を細かいチェックも含めてレビューするというのではなく、このドキュメントで良いかどうかを”Yes”か”No”かで確認することになります。
The tests confirmed the doctors’ suspicions of cancer.
上記の例文では、テストがドクターの癌の疑いを「確かめた(裏付けた)、という意味です。
Check out:見てみる
”Check out”は、「見てみる」という意味です。
”Check out”は楽しむような物に対して使うことが多いです。シリアスな感じではないということです。日本語の「ちょっとみてみて(確認してみて)」のようなニュアンスです。
Check out the house and let me know if you think it’s worth buying.
上記の例文は、その家を「ちょっと見てみて」買うに値するかどうか教えて、という意味です。
英語で「確認する」を意味する単語の意味・ニュアンスの違いのまとめ
このようにビジネス英語で頻出の「確認する」には様々な言い方があります。基本的な違いは、確認のシリアスさにあります。
確認する:”Check”
レビューする:”Review”
読み通す:”Read over”, “Look over"
”Yes”か”No”かを確かめる(裏付ける):”Confirm”
見てみる:”Check out”
日本語でもそうですが、注意が必要なのは完全に分かれているのではなくて、どちらで表現しても問題ないような場合があることです。場面によって、どちらが近しいかの差はあるかもしれませんが、言葉なので多少ニュアンスが単語の間でオーバラップしているところがあります。
機械的に判断するのではなくて、もし、Nativeと話す機会がある人であれば、基本は彼らが使う方法を真似するのが一番です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません