英語を一度も日本で使うことなくアメリカ赴任してわかった英語を上達させる方法
Canteenです。
日本で仕事していたときに英語でのメールを一度も打たず、英語での会議にも一度も参加することなくアメリカへの赴任が決まりました。
正直かなり不安もあり、赴任が決まったことが嬉しい気持ちと行きたくないような気持ちの間で毎日揺れ動いていたのをよく覚えています。
英語を身につける上で難しいのは、どの程度の英語力が必要なのかや自分の英語が通用するのかどうかといった未知の部分が多いため、ゴールを設定したり、自信を持ちづらかったりするところにあると思います。
どの程度の英語力が必要かどうかを明確にするためには、英語を身につける目的をイメージすることが役立ちます。
多くの人が友だちを作りに行くというよりは、仕事で海外に赴任することを目指しているのではないかと想像します。それかもしくは、日本にいて外国人観光客相手に仕事をすることかもしれません。
私はアメリカ赴任が決まったときには一度も英語でメールを打ったことがありませんでしたし、英語で会議に参加したこともありませんでした。しかし、アメリカに来てからや来る直前に学んだ内容で十分に英語で仕事を回すことができるようなレベルに達することができました。ちなみに私の職場は99%がアメリカ人で、日本語を使う機会はほぼないような職場環境です。
それでは私が英語を身に付ける上で分かった英語を向上させための近道と実際に行った英語を学ぶ具体的な方法についてご紹介していきます。
英語を向上させる近道
英語を上達させる前に海外赴任・留学する
順番が逆のようにも思えますが、英語を上達させる一番の近道は海外に行くことです。
実際に行って24時間英語漬けで必要に迫られれば、誰でも英語を上達させることができます。そのためには日本にいるときに英語を完璧にすると言うよりは英語ができるようなふりというか英語力向上の努力をしているスタンスを見せて海外赴任するチャンスを掴む方が手っ取り早いです。実際、私は日本にいた時に英語のメールを1本も打ったことないですし、英語での会議に一度も出席したことはありません。それでも現地に行って数ヶ月である程度会議を進行したり、メールや会議、1対1の場面で自分の意見を発信することができるになりました。
不安があるのはもちろん理解できますが、実際行ってみたらどうにかなります。そもそも英語を勉強するのは、海外で仕事を円滑にするためだと思います。英語を勉強するためために、英語を勉強しているわけではありません。海外に行くチャンスをつかめるのであれば、それが目的達成への近道です。
どういう英語を勉強したいのか明確にする
英語を勉強するといっても日常会話を身に付けたいのか、それともビジネス英語を身に付けたいのかによって勉強の仕方は変わってきます。何故かと言うとシチュエーションによってよく使われる単語が変わるからです。
ビジネス英語を勉強したいのであれば、海外赴任を希望して同僚と会議や何やらで議論やプレゼンをしていく中で十分に身に付けることができると思います。同僚がよく使う表現を耳で聞いて後で辞書で調べれば、 少しずつビジネス英語ができるになっていくでしょう。また、ネイティブがEメールでよく使う表現は非常に重宝します。TOEICで700〜800点台の点数があれば、十分に通用します。
一方で海外の人とネイティブ並みに会話できるようになりたいといった高い目標を持っているのであれば、政治・経済・エンターテイメントのニュース、英語のテレビドラマ、YouTubeなど片っ端から様々なジャンルの英語に触れていくこと効果的です。英語を勉強することが苦になっては、勉強が長続きしません。そのため自分が興味があることから始めることが重要です。また、ネイティブスピーカーの友人がいれば、非常にスピードも早くなるでしょう。
ビジネス英語はオンライン英会話で身につける
ビジネスシーンで使われる英語はある意味非常に限られていますので、身に付けるのは日常会話の英語よりもやや簡単と言えるでしょう。
ビジネス英語はドラマを見て英語を勉強したりといった方法よりも、教材がたくさんありますのでそういう教材を単純に使う方が効果的です。
おすすめのビジネス英会話の学習本は「即戦力がつくビジネス英会話」です。
あまりに簡単なところもありますが、画面別で使えるフレーズが紹介されていますので、タイトル通り即戦力をつけるには非常に役立つと思います。
「即戦力がつくビジネス英会話2」もあります。
また、Native Campのビジネス英会話に関する教材もお勧めです。同じ表現を複数の言い回しで紹介してあったりしてこちらも場面別になっていますので非常に使いやすいネイティブの英語を学ぶことができます。またフィリピン人講師の発音を聞くこともできますので耳を慣らすのにも役立ちます。
日常英語はYouTubeで身につける
海外に行くのが1番の近道ですが、実際に海外に行ってもその環境に適応するために英語を勉強しなければ英語が上達しません。海外に行く事は英語をいやがおうでも勉強せざるを得ない環境におくと言う意味で近道です。
英語を勉強する上で重要なのは英語を口に出すことです。 英語を聴くことで耳を鳴らすことができますが聞いた単語を口に出して自分のものに出来るようにするためには別のハードルがあります。英語を完全に身に付けるためには、口に出してその用法使える場面について具体的に頭に叩き込む必要があります。 そのためにはよく言われていることですがシャドーイングが非常に有効です。
以下で紹介するYOUTUBEの動画について見聴きするだけではなく、実際に口に出してシャドーイングしながら聴くとさらに効果的です。
英語の勉強に役立つYouTubeのチャンネルをいくつかご紹介していきます。
Hapa英会話
Hapa英会話は非常に丁寧に作られていて様々な種類の動画があります。オススメは英語の単語のニュアンスの違いを説明する動画シリーズです。ただ難点なのは、動画は丁寧に作られている分、日本語が多いことです。
Hapa英会話のPodcastもあります。Podcastはドライブの最中に英語のフレーズを口ずさみながら勉強していくのは非常に効果的です。また同じエピソードを何回も聞いてもpodcastであればそう苦にはなりませんし、反復練習できます。
Rupa sensei
ルパ先生の動画は本当にわかりやすいですし、解説が最高にいけてます。ただまだ動画のコンテンツ数自体がそれほど多くないので、そこだけが難点ですが今後も皆さんがいいねをつければ、動画の更新をしてくださることだと思います。オススメは海外ドラマを題材としたフレーズの解説動画です。こういうのが見たかったという素晴らしい動画を見ることができると思います。
English Lessons with Adam – Learn English [engVid]
イングリットはネイティブ講師による英語のレッスン動画が山ほどあります。見ていただくとわかりますが非常にわかりやすく解説されています。全編英語ですので英語に耳を慣らすのにちょうど良いです。話している英語もそれほど複雑ではないので、理解できると思います。オススメはPhrasal Verbsの動画です。Phrasal Verbsを身につけることはNativeっぽい英語を使うためには必須です。
ABC News
ABC Newsのライブ配信をYOUTUBEで見ることができます。ABCニュースで特に有名なのが夜の時間に放送されるWorld News Tonightです。Podcastでも配信されていますよね。ABCワールドニュースナイトは日本のNHKの7時からのニュースに相当する番組です。全米で最もよく見られているニュース番組だそうです。アメリカの政治情勢や経済などの一般的なニュースについて把握するには非常によいです。単語一つ一つを拾って勉強するというよりは、アメリカについて興味を持ったり知るという意味において重要だと思います。
英語を一度も日本で使うことなくアメリカ赴任してわかった英語を上達させる方法のまとめ
英語を勉強することの目的は英語を勉強することではなくて、英語を使って仕事をしたり、ネイティブスピーカーと英語で会話したりすることにあるはずです。
そういう意味で英語はただのツールでしかありません。 そのため英語を勉強することに執着するよりかはその英語を使ってどういうことがしたいのかを明確にして、その場面により早く飛び込めるように環境を整えることが重要です。
その場面に飛び込むことができれば英語はおのずと身に付いてきます。このことは英語を学ぶ目的と方法が入れ替わってしまわないかという事の他にも、重要な点があります。
実際に使う英語のレベルや内容と自分が学んでいる英語の内容が内容との間の不一致がないかどうか、あるいはどの程度のレベルの差があるのかを見える化することにも役立ちます。そうすることで英語を学んでいくモチベーションにもなりますし、自分の英語の仕方が間違っていないかどうかを確かめることもできるでしょう。
皆様が英語を身につける一助になれば幸いです。
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